Alteryx Designer Cloudのツール紹介:Filterツール #Alteryx
こんにちは、スズです。
本記事では、Alteryx Analytics CloudのDesigner CloudにあるFilterツールについてご紹介します。
Filterツールの概要
Filterツールは、Preparationのカテゴリの中にあります。
Filterツールは、条件を定義し、データセットを条件に一致するレコードと条件に一致しないレコードの2つに分けることができます。
Filterツールの設定
Filterツールの設定では、データセットを分けるための条件を設定します。条件の設定方法は、Basic FilterとAdvanced Filterの2つがあります。
Basic Filter
Basic Filterは、1つの列に対して単一の条件式を設定します。以下の項目が用意されていますので、各項目を選択または入力することで条件式を作成します。
- Column Name:対象の列
- Operator:演算子
- Value:値
[Operator]で選択できる演算子は、[Column Name]で選択した列のデータ型によって異なります。対象の列がInteger型の場合は>, >=, <, <=
など、String型の場合はContains, Does not contain
などが利用できます。利用できる演算子は公式ドキュメントにて確認できます。
[Value]は、[Operator]でIs null
などを選択している場合は入力が不要となります。
また、[Column Name]でDate型の列を選択している場合、[Value]は以下の中から選択できます。
- Fixed:[Filter date on]にて日付を選択
- Today (dynamic):今日
- Tomorrow (dynamic):明日
- Yesterday (dynamic):昨日
Advanced Filter
Advanced Filterでは、式エディターに条件式を直接入力します。AND
やOR
を使用できるため、複数の条件式を組み合わせることも可能です。
式エディターの左側には、式の入力を補助するツールとしてボタンが用意されています。本記事を執筆している時点では、[fx]ボタンと[x]ボタンを使用できます。
[fx]ボタンでは、関数を呼び出すことができます。利用できる関数については公式ドキュメントにて確認できます。
関数を式エディターに直接入力することもできます。文字を入力すると推定される関数が表示されますので、選択して入力することもできます。
[x]ボタンでは、列を呼び出すことができます。
列を式エディターに直接入力することもできます。列名の文字を入力するか、ブラケット(角括弧)を入力すると、列を呼び出すこともできます。
Filterツールの出力
Filterツールの出力アンカーは、Trueアンカー(Tアンカー)とFalseアンカー(Fアンカー)の2つがあります。
Filterツールに設定した条件式に一致するレコードは、Trueアンカーに出力されます。
Filterツールに設定した条件式に一致しないレコードは、Faleseアンカーに出力されます。
最後に
Alteryx Analytics CloudのDesigner CloudのFilterツールについてご紹介しました。